奥泉光のバナール主義的ブログ

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2009年 01月 27日

本のサイン

神田の東京堂、三省堂へ、自著のサインをしに赴く。
けっこうな冊数ではあるけれど、自分の本にサインするのは全然辛くない。というよりむしと嬉しい。
家に帰ったら、新潮の「波」が届いていた。今月号は自分の書いた『神器』の色紙が表紙なのだけれど、一緒に猫が映っている。
去年、家に撮影にきたとき、カメラマン氏が猫を撮ってもいいかというので、いいといったのだけれど、猫なんて大人しく写真に撮られるようなもんじゃないと思ったら、うちの猫はモデル体質の猫だと判明。カメラに向かって小首をかしげ、ニャーなんて可愛く鳴くのには、びっくり仰天した。
「波」の表紙になるとは、しかし猫としては大出世だろう。困るのは、撮影以来、テングになったのか、やたら悪さばかりするようになってしまったことだ。不良猫だと、家でははなはだ評判が悪い。真空パックのビニールを破いて餅を黴させるわ、蘭を虐めて枯れさせるわ、出汁をとっていた煮干しや昆布を食べるわで、始終叱られている。このあいだなどは、うんこを隠さなかった。これは猫にあるまじきふるまいだ。さすがに座視できぬと思い、こんこんと説教した。それからはちゃんと猫砂にうんこを隠しているから、まあいいだろう。
というわけで、「波」2月号で、我が家の「真ん中わけの猫」を見ることができます。
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by hokuizumi | 2009-01-27 08:30


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