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奥泉光のバナール主義的ブログ

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2008年 02月 08日

文芸漫談—カフカ「審判」を読む

いま発売中の『すばる』(3月号)に、奥泉光×いとうせいこう「文芸漫談」、「カフカ『審判』を読む」が掲載されています。
これは去年の11月、世田谷のシアタートラムでやったときの活字化。
シアタートラムは、いつもやっている北沢タウンホールと違い、いかにも劇場空間でございますという感じで、全体に雰囲気がかたく、ちょっとやりにくかった。芝居のセットのなかだったせいもあって、「作りこんだものを見せる」空間の印象が強く、一方、文芸漫談は打ち合わせなしの一発パフォーマンスなわけである。
もっとも、これは慣れもあるんだろう。タウンホールも最初はちょっとやりにくい感じはあったから。最後に恒例で吹くフルートは、音響のせいか、トラムはやりやすかった。
文芸漫談は、1月19日に、デユラス「ラマン」を題材にした回があった。これもそのうち『すばる』に掲載されると思う。次回公演は、4月26日(土)。とりあげるテクストは、いよいよドストエフスキー。「地下室の手記」。
詳しくは『すばる』HP、または以下の頁で。
http://subaru.shueisha.co.jp/html/mandan/mandan.html 過去の漫談の非活字部分の一部を動画で見ることができます。
次回、ぜひ見に来て下さい。

by hokuizumi | 2008-02-08 18:21


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